国家公務員の文書作成の手引きとなる「公用文作成の考え方」について、文化庁より下記の通り発表されました。

「文化審議会は、「公用文作成の考え方」を取りまとめ、文部科学大臣に建議しました。これは、「公用文作成の要領」(昭和26年 国語審議会建議)に代えて、今後、政府における公用文作成の手引として周知・活用されることを目指すものです。」

公用文作成の基準が変わるのは、70年ぶりとのことです。変更点として下記のように変更されるとのことです。

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このような変更をした背景としては、実態に沿っていないルールや一般人から見て分かりやすくすることとされています。既に一部の自治体では、独自ルールで行っている場合もあります。一部の教科書では、,が使用されている事もあり、教育分野にも影響を及ぼすかもしれません。裁判所の公式サイトでは,を使用しているなど現在でもこのルールに従っている事例は多くあります。このような事例が度々ネットで話題になることもありました。

「公用文作成の考え方」は、法令を直接の対象としていないものの、起案の際に注目するべき点もあります。例えば、これまで基準があいまいであった算用数字を使う場合の月数の表し方が示されたり、大きい数字の表記についても例が示されたということは、起案の際に参考になると思われます。

今回の「公用文作成の考え方」は法令・例規を直接の対象とはしていません。ただし、「,」と「、」の部分に関しては、例規等を改正することができると想定できます。

今後、この「新公用文作成の考え方」がどのような影響を及ぼすか注目です。

 

文化庁HP 文化審議会建議「公用文作成の考え方」について
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93650001.html

読売オンラインHP 公用文に「?」「!」使えます!…国家公務員向け手引、70年ぶり見直し
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220107-OYT1T50309/