コロナウイルスの影響拡大によって多くの企業が導入することとなった「テレワーク」という働き方。2020年、これまでとは全く異なる業務の進め方に戸惑った人、上手く対応できた人と様々だろう。そのような中で「サテライトオフィス」への注目度が高まっていたことをご存じだろうか。茨城県那珂市は2021年4月に「いい那珂オフィス」を立ち上げ、市として誘致のプロジェクトを始めている。

Q.そもそもサテライトオフィスって?

A.企業または団体から離れた場所に設けたオフィスのことを総称した「サテライトオフィス」。本拠地であるオフィスを中心として衛星(satellite)のように設置されることから、この名前が付けられた。働き方改革の施行で柔軟な働き方が可能になったこと、昨今のテレワーク流行、オフィスを構えるよりコストが削減できるといった経緯から、ワークスペースとしての環境が整っている新たな勤務地として需要が高まっている。

Q.「いい那珂オフィス」とは?

A.「いぃ那珂オフィス」は創業支援、サテライトオフィス、コワーキングスペース、移住相談窓口を備えた複合施設。商工会に併設しているので、市への様々な相談と合わせて総合的な事業相談・支援が受けられる。本市ではサテライトオフィス誘致に向けた取組を推進して雇用促進、若者移住、地場産業の活性化等、この施設を拠点に「企業・ひと・地域」が多様な結びつきを生み出す場となることを目指していく。

Q.どんな誘致活動?

A.サテライトオフィスで進出する企業はTECH系が多いため、那珂市の地域資源である「ママさん・子ども・農業」とのコラボレーションによる新たな雇用環境、教育、農業を実現しようと誘致活動が開始された。

Mom tech (Mom×Technologyを組み合わせた造語)

女性の仕事の選択肢を増やすため、ママさん向けにテクノロジー教育を行うことを指す。「地方では仕事の選択肢が狭い」という現状を受け、都市部と比較しても同等、もしくはそれ以上の付加価値を提供できる技術を持ったママさんの育成を目的としている。

ED tech  (Education×Technologyを組み合わせた造語)

教育領域に革新を起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称。AIやVR等の先端技術はもちろん、一般的となってきたアプリやソフトといった汎用技術も含む。これまで当たり前だったものが根底から変わるようなイノベーションの可能性が期待される。

AGRI tech (Agriculture×Technologyを組み合わせた造語)

従来の農業における課題をドローンやIoT、ブロックチェーンやビッグデータ等の最新技術で解決。農業の高齢化傾向を考え、AIを利用した農業の効率化やノウハウの可視化と分析、ドローンを利用した働き方の改善を担っていく。農家が習得した技術を機械で学習し、未来の若者育成に役立てることができるようになっていくかも。

【参考】

・「働き方の多様性 サテライトオフィスとは?」 https://www.nice2meet.us/what-is-a-satellite-office 

・「いい那珂オフィス」について https://www.city.naka.lg.jp/iinakakurashi/page/page000098.html