「閲覧」と「縦覧」って何が違うのでしょうか?

辞書によると

閲覧:書物や書類などを調べたり読んだりすること。

縦覧:自由に見ること。思うままに閲覧すること。

(大辞林 第三版)

うーん、一緒ですね。ただ、法令用語としては使い分けがあるように思えます。

例えば「公職選挙法」では「閲覧」と「縦覧」を明確に使い分けていますね。

(第28条の2)

「選挙人名簿の抄本を閲覧することが必要である旨の申出があつた場合には、その活動に必要な限度において、それぞれ同表の下欄に掲げる者に選挙人名簿の抄本を閲覧させなければならない。」

(第23条)

「市町村の選挙管理委員会は、縦覧開始の日前三日までに縦覧の場所を告示しなければならない。」

請求があって開示したものを見ることが「閲覧」、制度によってあらかじめ開示しているものを見るのが「縦覧」と考えても良いかもしれません。

ちなみに新潟県柏崎市では市民向けQ&Aで固定資産の「閲覧」と「縦覧」の違いを紹介しています。

「固定資産の縦覧って何ですか?閲覧と縦覧の違いは何ですか?」

http://www.city.kashiwazaki.lg.jp/shome/faq/kurashi/zekin/q012.html

ただ、上記サイトにも記述がありますが、違いの説明になると結局

「閲覧も縦覧も台帳などをその場で「見る」ということには変わりありません。」

ということになってしまうので、何で法律はあえて使い分けをするのか疑問が残るところです。